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2026.11.04

新幹線広告とは?種類・費用・効果の測り方までわかりやすく解説

移動時間が、そのまま広告と向き合う時間になる。

出張や商談、旅行で新幹線を利用するビジネスパーソンは数多く、都市と都市を結ぶ車内や駅構内には、経営層や決裁者、高所得層といった層と接点を持てる広告媒体が数多く存在します。「新幹線広告」は、こうした移動時間の長さと利用者の質を強みとする、交通広告の中でも独自のポジションを持つ媒体です。

本記事では、新幹線広告の特徴・種類・メリットや検討前に知っておきたいことはもちろん、費用相場や目的・業種別の活用シーン、効果の測り方、掲出までの流れ、他の交通広告との比較までをわかりやすく解説します。

「決裁者や出張者に届く交通広告を検討したい」「電車広告や駅広告との違いを整理し、提案に活かしたい」という方に向けて、導入検討のヒントが詰まった内容となっています。

2023年以降は、出張需要の回復に加え、インバウンド・国内旅行需要の高まりも相まって、新幹線の利用者数は堅調に推移しています。限られた予算の中で「量」よりも「質」の高い接触を重視する広告主にとって、新幹線広告の注目度はあらためて高まっています。

目次

新幹線広告とは?

新幹線広告とは、新幹線の車内や駅構内に掲出される交通広告の一種で、通勤・通学利用が中心の電車広告や駅広告とは異なり「都市間移動」かつ「長時間乗車」という文脈で利用者と接触できる媒体です。

電車広告が日常的な通勤・通学利用者への反復接触を強みとするのに対し、新幹線広告は出張・旅行目的の利用者が中心となるため、決裁権を持つ役職者に届きやすい点が大きな違いです。BtoB商材や高単価サービスとの相性が良いとされる理由もここにあります。

さらに、車内と駅構内の枠を組み合わせることで、乗車前・乗車中・乗車後と接触ポイントを広げられる点も、新幹線広告の強みです。

新幹線広告と他の広告との違い

他の交通広告と比較した新幹線広告の特徴を、以下の表で整理してみましょう。

広告手法接触タイミング接触環境視認性・印象度ターゲティング性拡散性(SNS等)
新幹線広告出張・旅行など都市間移動の途中車内・駅構内高い(長時間接触で内容理解まで)路線・区間・車両クラス単位で可能中
電車広告通勤・通学など日常的な移動車内・座先周辺高い(反復接触)地域・路線単位で可能高(映える広告)
空港広告搭乗待ち・手荷物待ちなど旅の途中ロビー・搭乗口周辺高い(滞在時間が長い)空港・ターミナル・導線単位で可能中
バス広告日常の移動・地域回遊車体・車内・停留所中〜高(動く媒体)地域・路線単位で可能中

新幹線広告は、都市間移動という文脈と長時間の接触を兼ね備えた点が最大の特徴です。日常的な反復接触を狙う電車広告、旅の途中の滞在時間を活かす空港広告と役割が異なるため、目的に応じて使い分け、あるいは組み合わせて活用するのが効果的です。

数字で見る新幹線の利用者・輸送規模

新幹線広告の訴求力を裏付けるデータとして、輸送規模も押さえておきたいポイントです。JR東海が公表する交通広告媒体資料によると、東海道・山陽新幹線(東京〜博多)は1日あたり約632,800人、東海道新幹線(東京〜新大阪)は1日あたり約440,200人が利用しています(出典:JR東海「JR TOKAI MEDIA GUIDE」)。

利用目的は出張・ビジネスと旅行が中心で、管理職層や高所得層の構成比が高いとされており、BtoB商材や採用広報、高価格帯サービスなど、意思決定に時間のかかる商材と相性の良い層に届きます。

※上記の数値は媒体資料に基づく参考値です。年度によって数値が更新されるため、掲出を検討する際は最新版の媒体資料でご確認ください。

どんな企業・商材に向いているか

新幹線広告は、BtoBサービスや高単価商材、採用広報、観光・宿泊、大学・専門学校など、意思決定や比較検討に一定の時間がかかる商材と特に相性が良い媒体です。

短期間で幅広く認知を広げるというよりも、属性の濃いターゲットに対してじっくりと接触し、理解を深めてもらうことを重視するケースで効果を発揮します。

たとえば、決裁者向けのサービス紹介や、地方拠点での採用強化を狙うメッセージなど、「短く広く」よりも「深くじっくり」伝えたい訴求内容と特に噛み合いやすい媒体です。

新幹線広告の種類と料金

ここでは代表的な東海道新幹線の広告を例に、主な種類と特徴をご紹介します。

車内ボード(普通車・グリーン・ライト)

車内ボードは新幹線広告の定番媒体で、掲出場所や車両クラスによって主に3タイプに分かれます。普通車の3列席側に掲出する「新幹線ボード」(サイズB2)、グリーン車に掲出する「ボード・グリーン」(サイズA2)、普通車の偶数号車または奇数号車の1枠に掲出する低価格帯の「ボード・ライト」(サイズB3)です。

いずれも落ち着いた車内環境でじっくりと見てもらいやすい定番媒体で、グリーン車の枠は経営層・富裕層への訴求、ライトの枠はコストパフォーマンスを重視したい場合の選択肢として使い分けられています。

デッキ額面

デッキ額面は、乗降ドア付近のデッキスペースに掲出される媒体です。乗車・降車時や車内移動時に繰り返し目に入りやすいため、想起強化を狙う枠として活用されています。

電光文字・車内モニター

ドア上部のモニターや電光文字による広告は、短時間の接触でも情報を繰り返し表示できるのが特徴です。JR ADの公式情報によると、東海道・山陽新幹線の電光文字セット広告は64文字構成で、1か月4,460,000円、1年53,520,000円(税別)が目安とされています。

搭載誌・配布系メディア

グリーン車の搭載誌やポケット広告、紙コップ・おしぼり広告など、乗客が持ち帰ったり繰り返し目にしたりできる媒体も新幹線広告の一角を占めます。特に搭載誌の広告はクリエイティブ次第で、サービス内容への理解を深めてもらいたい場合に向いた媒体です。

駅構内メディア

主要駅の駅セットパネルや駅ポスターセット、ホームドアシート、サインボードなど、駅構内で面展開できる媒体も豊富に用意されています。車内媒体と組み合わせることで、移動前後の接触点を増やせる点が強みです。

路線別の主な媒体料金の目安

新幹線広告の料金は路線によっても差があります。ここでは公開されている媒体資料をもとに、路線別・媒体別の参考料金をまとめました。料金はすべて税別を基本とし、制作費は別途となる場合があります。

【東海道・山陽新幹線】

媒体名サイズ・仕様掲出期間税別料金備考
新幹線ボード(普通車)3,200枚半月14,300,000円―
新幹線ボード(普通車)3,200枚1ヶ月27,500,000円―
ボード・グリーン700枚1ヶ月6,000,000円グリーン車限定
上り方or下り方
電光文字セット広告64文字1年53,520,000円―
デッキ額面1,200枚1ヶ月2,600,000円―
おしぼり広告3か月7,800,000円〜のぞみ・ひかりのグリーン車限定
搭載誌「wedge」4C1P1か月900,000円グリーン車限定
搭載誌「ひととき」4C1P1か月1,200,000円グリーン車限定

【山陽新幹線(新大阪〜博多)】

媒体名サイズ・仕様掲出期間納品枚数税別料金
客室額面15枚/編成1ヶ月270枚300,000円
デッキ額面8枚/編成1ヶ月270枚250,000円
電光文字広告64文字1ヶ月―820,000円
電光文字広告64文字6ヶ月―4,920,000円
電光文字広告64文字1年―9,840,000円

【東北・北海道新幹線(東京〜新青森)】

媒体名サイズ・仕様掲出期間納品枚数税別料金備考
車内額面A2/2枚セット・1編成1ヶ月312枚770,000円E5系・H5系・E2系共通パッケージ
車内額面B3/2枚セット・1編成1ヶ月312枚490,000円北海道新幹線を含む共通商品

【北陸・上越新幹線】

媒体名サイズ・仕様掲出期間納品枚数税別料金備考
車内額面A2/2枚セット・1編成1ヶ月224枚400,000円E7系・W7系共通パッケージ
車内額面B3/2枚セット・1編成1ヶ月224枚300,000円北陸・上越共通商品
客室B3額面(北陸新幹線)B3/1編成2枚・東京〜敦賀1ヶ月208枚300,000円一部上越新幹線乗り入れ車両あり

【九州新幹線(博多〜鹿児島中央)】

媒体名サイズ・仕様掲出期間納品枚数税別料金備考
客室B3額面B3/60枚(1編成2枚)・新大阪〜鹿児島中央1ヶ月80枚400,000円山陽新幹線を含む共通商品

※路線ごとに公開されている情報の粒度が異なるため、上記はあくまで公開資料に基づく参考相場です。最終的な掲出可否・最新料金・空き状況については、媒体社または当社へお問い合わせください。

費用対効果の見方

新幹線広告の費用対効果は、単純なCPM(表示回数あたりの単価)比較だけで判断するのではなく、「誰に届くか」「どれだけ濃い接触ができるか」で判断します。

BtoB商材や採用広報、富裕層向けサービスなど、獲得単価よりも案件単価が大きい商材ほど、出稿する価値が高まります。

※本記事に記載の料金はすべて参考値です。期間・区間・数量・時期によって変動するため、掲出を検討する際は必ず最新の媒体資料でご確認ください。

新幹線広告のメリット

ビジネス層・決裁者に届きやすい

新幹線は出張利用が多く、管理職層や高所得層への接触を期待しやすい媒体です。BtoB向けサービスや高価格帯商材との相性が良く、通常のマス広告では届きにくい層にアプローチできます。

長時間接触で内容を伝えやすい

数十分から数時間におよぶ移動時間の中で広告と向き合うことになるため、短い視認だけで終わりにくいのも新幹線広告の強みです。

「知ってもらう」だけでなく、「理解してもらう」ところまでコミュニケーションを深められます。

都市間をまたぐ広域訴求ができる

東京・名古屋・大阪・博多といった主要都市をつなぐ路線特性を生かし、複数都市のビジネス客や旅行者に同時にリーチできる点も見逃せません。

検討前に知っておきたいこと

新幹線広告への取り組みを検討する際には、メリットと同時に、事前に把握すべき課題や制約も理解しておく必要があります。新幹線は掲出できる枠数が限られ、媒体ごとの仕様も細かく定められているため、準備の進め方によって実現できることが変わります。

もっとも、これらの課題は適切な準備と専門知識によって十分に対処可能です。以下では、主要な注意点とその対処法について解説します。

料金が高く、枠数も限られる

一般的な電車内広告と比べて高額になりやすく、人気の枠は早期に埋まる傾向があります。検討を始めるタイミングは早めに設定しておくことが前提となります。

媒体ごとに審査・仕様が異なる

文字数やサイズ、色数、入稿仕様など、媒体ごとに細かな制約が設けられています。企画と同時に媒体仕様書を取り寄せておくと、入稿時の差し戻しを防げます。

準備に時間がかかり、人気の枠は早く埋まる

新幹線広告は、掲出希望時期の3〜6か月前を目安に相談を始めるのが理想です。空き枠の確認、企画立案、クリエイティブ制作、事前審査、入稿 ── それぞれに日数がかかるためです。

さらに、掲出したい媒体が必ず空いているとは限りません。新幹線は車両・編成ごとに掲出面が決まっているため、枠数そのものが限られており、人気の枠は早期に埋まる傾向があります。「この路線の、この媒体に、この時期に」という希望が固まっているほど、早めのご相談が必要です。

予算は「いくら必要か」ではなく、「誰に、どの区間で届けるか」で決まる

新幹線広告は、一般的な電車内広告と比べて高額になりやすく、「最低いくらから効果が出ますか」というご質問をよくいただきます。ただ、後述の料金一覧のとおり、東海道・山陽新幹線の車内ボードを全面に展開する数千万円規模の企画から、路線や車両クラスを絞った数十万円規模の枠まで幅があり、単一の答えはありません。

必要な規模は、誰に、どの区間で届けたいかによって変わります。たとえば、東京・名古屋・大阪を行き来する出張層に広く届けたいのであれば東海道新幹線の車内ボード、特定の地域とゆかりのある人に向けた採用広報であればその地域を結ぶ路線の車内額面、経営層に絞るのであればグリーン車限定の媒体、というように、狙いによって選ぶべき路線・車両クラスが分かれます。

うまくいかないケースに共通するのは、予算が小さいことではなく、狙いと配置が噛み合っていないことです。届けたい相手が乗らない区間に広く面を取っても、対象外の方への接触が大半を占めます。予算を検討される際は、金額から入るのではなく、「誰に、どの区間で、どれだけ接触したいのか」から逆算することをおすすめします。目的から媒体を絞り込む手順については、別の記事で詳しく解説しています。

目的によっては他媒体の方が合う

地域に根差した集客であればバス広告、都市部での反復接触であれば電車広告、旅行者やインバウンド層への訴求であれば空港広告の方が適している場合もあります。目的に応じて、複数の交通広告を比較したうえで選ぶのが得策です。

新幹線広告の効果は、どう測るのか

新幹線広告を検討する際、必ず出てくるのが「実際にどれくらいの人に見られ、どんな効果があるのか」という問いです。ここでは、効果をどう捉え、どう確かめるのかを整理します。

「1日約63万人が利用」という数字の意味

前述のとおり、東海道・山陽新幹線は1日あたり約632,800人が利用しています。規模感を掴むうえで有用な数字ですが、注意すべき点があります。これは新幹線を利用した人の数であって、その広告を目にした人の数ではありません。

たとえば車内ボードは、掲出された車両に乗り、その座席から見える位置にいる人に届きます。同じ列車でも、普通車かグリーン車か、どの号車のどの席に座ったかによって、目に入る広告は変わります。さらに言えば、目に入ることと、読まれることも同じではありません。輸送人員は、あくまで「その路線にどれだけの人がいるか」を示す目安として読む必要があります。

効果は、3つの層に分けて考える

新幹線広告の効果を検討するときは、次の3つを分けて考えると整理しやすくなります。

一つ目は「どれだけ届いたか」。何人に、どんな層に、何回接触したかという量の話です。二つ目は「覚えてもらえたか」。広告を見た人の記憶に残り、社名やサービス名が想起されるようになったかどうか。三つ目は「行動が変わったか」。指名検索や問い合わせ、採用応募といった具体的な行動につながったかどうかです。

この3つは、それぞれ測り方が異なります。混同すると、掲出後の振り返りで議論が噛み合わなくなります。

新幹線広告と相性の良いBtoB商材や採用広報、高価格帯サービスは、接触してから行動に至るまでに時間がかかります。掲出期間中の問い合わせ数だけで判断すると、効果を小さく見積もることになりかねません。

二つ目の「覚えてもらえたか」には、掲出前後の認知度・想起率の変化を測るブランドリフト調査が有効です。三つ目の「行動が変わったか」には、QRコードやキャンペーンURL、専用の問い合わせ窓口を設けておくことで、新幹線広告をきっかけとした行動を部分的に数値化できます。オリコムでは、交通広告カルテ+やブランドリフト調査などの計測支援メニューで、こうした検証をお手伝いしています。

「どれだけ届いたか」を、共通の基準で数える動きが始まっている

先に挙げた3つの層のうち、一つ目の「どれだけ届いたか」については、業界全体で共通の物差しをつくる取り組みが進んでいます。新幹線の車内・駅構内の媒体を含め、屋外・交通広告への接触を、統一した方法で数えようという動きです。

従来の利用者数や通行量と違うのは、その媒体が見える範囲にいた人に絞り、さらに進行方向や距離、媒体の大きさといった条件から「実際に見たと想定できる確率」まで考慮して算出する点です。これにより、種類の異なる媒体を同じ単位で比較することも可能になります。

ただし、この共通指標が扱うのは「届いた量」であり、「覚えられたか」「行動が変わったか」は引き続き別の測り方が必要です。この線引きは、出稿前に押さえておくべき重要な点です。

重要なのは、新幹線広告の主目的が「属性の濃い相手への理解促進」や「想起の形成」にあることを理解し、成果指標も中長期的な視点で設定することです。費用の見方については、前述の「費用対効果の見方」もあわせてご覧ください。

掲出までの流れ

新幹線広告の掲出は、目的整理から効果検証まで大きく3つの段階で進みます。掲出希望時期の3〜6か月前を目安に相談を始めるのが理想です。

  • Step1:出稿の検討・相談(広告主)
    誰に・どの区間で・何を伝えたいか、予算、掲出時期、KPIを整理したうえで広告代理店に相談し、実現可能性やスケジュール感を確認する段階です。決裁者や出張者に広く届けたいのか、特定の地域とゆかりのある人に届けたいのかによって、選ぶべき路線や車両クラスが変わります。
    東海道新幹線の車内ボードなど人気の枠は早期に埋まるため、掲出時期が決まっている場合は、3〜6か月前を目安に早めに空き枠状況を確認しておくと安心です。
  • Step2:媒体選定・企画立案(広告代理店)
    届けたい相手に合わせて、路線・区間(東海道・山陽、東北・北海道、北陸・上越、九州など)、車両クラス(普通車/グリーン車)、媒体(車内ボード・デッキ額面・電光文字・搭載誌など)、掲出期間の候補を絞り込み、代理店が企画します。
    路線ごとに媒体社や料金体系、掲出期間の単位(半月・1か月・年間など)が異なるため、複数の路線・媒体を横並びで比較しながら、目的に合った組み合わせを選ぶことが鍵となります。車内媒体と主要駅の駅構内メディアを組み合わせ、乗車前・乗車中・乗車後の接点を設計するのもこの段階です。
  • Step3:デザイン制作・広告審査(広告主+広告代理店)
    掲出媒体に合わせたデザイン制作を行い、媒体社による広告審査を受けます。車内ボードや額面はB2・A2・B3など媒体によってサイズが異なり、電光文字は所定の文字数(東海道・山陽新幹線の電光文字セット広告は64文字構成)の文字原稿、搭載誌は誌面仕様に合わせた原稿と、媒体ごとに制作物の形式が大きく異なります。
    審査基準は路線・媒体社ごとに異なります。文字数や色数、表現の制限など、新幹線広告特有の仕様は企画段階で押さえておかないと制作のやり直しが発生するため、早めに媒体仕様書と審査基準を確認しておきましょう。
  • Step4:入稿・掲出準備(広告主)
    審査を通過したら完成データを入稿し、印刷物を指定の枚数で納品します。東海道・山陽新幹線の新幹線ボードは3,200枚など納品枚数が多く、印刷・納品に日数がかかるため、媒体ごとの入稿・納品締切を必ず確認しておく必要があります。
    搭載誌は発行スケジュールに合わせて入稿締切が早めに設定されることが多く、電光文字も放映開始前に原稿を確定させる必要があります。掲出日が近づくと変更が難しいため、スケジュール管理は余裕を持って行いましょう。
  • Step5:掲出・掲出後対応(広告代理店)
    掲出状況の確認や報告を行い、掲出期間終了後の撤去確認や報告書提出まで対応します。
    掲出後は、問い合わせ数、指名検索数、採用応募数、ブランドリフト調査など、目的に応じたKPIで効果を確認します。BtoB商材や採用広報は行動に至るまで時間がかかるため、掲出終了後もしばらく指標を追うことが大切です。どの指標で、どの層の効果を確かめるかは、前述の「新幹線広告の効果は、どう測るのか」で整理しています。継続的な訴求を希望する場合は、再掲出や他路線への展開、駅構内メディアなど他媒体との組み合わせも検討できます。

新幹線広告を検討する際の判断材料

電車広告・空港広告・バス広告との比較

電車広告は都市部での反復接触、空港広告は旅行者・インバウンド層への訴求、新幹線広告は都市間を移動するビジネス層・高所得層への接触というように、それぞれ役割が異なります。目的に応じて使い分ける、あるいは組み合わせることが効果的です。

参考:電車広告とは https://www.oricom.co.jp/topics/ooh/16364/

目的別おすすめ活用シーン

BtoBサービスの認知拡大、採用広報、観光・宿泊、大学・専門学校の案内、高価格帯商材の訴求など、目的別に見ても新幹線広告は幅広いシーンで活用できます。認知拡大が目的であれば車内ボードやデッキ額面で広く面を確保し、サービス理解を深めたい場合は搭載誌など読み込み型の媒体を組み合わせる、といった使い分けが考えられます。

代理店選びのポイント

新幹線・駅・電車といった複数の交通広告を横断して比較提案できるか、入稿や審査を一括で管理できるか、掲出後の効果検証まで伴走できるかは、代理店選びの重要な判断軸となります。

新幹線広告の目的・業種別活用事例

たとえば、目的・業種別に次のような使い方があります。

  • BtoB・SaaS:地方拠点への営業を強化したい企業が、東海道新幹線の車内ボードで決裁層の認知を広げ、指名検索や問い合わせの増加につなげる。
  • 採用広報:首都圏本社が地方採用を強化する際、新幹線ボードと主要駅の駅構内メディアを併用し、UターンやIターンの候補者を採用サイトへ誘導する。
  • 観光・宿泊:地方の宿泊施設が、都市部からの出張者や旅行者に向けてデッキ額面やおしぼり広告で認知を広げ、予約サイトへの遷移を狙う。
  • 大学・専門学校:オープンキャンパスや入試広報を目的に、対象エリアを結ぶ路線の車内ボードで受験生や保護者への認知を形成する。
  • 高価格帯サービス:グリーン車限定のボードや搭載誌で、資産運用や不動産などの高単価商材を富裕層や経営層にじっくり訴求する。

まとめ

新幹線広告は「料金は高いが、届く相手が明確」であることが最大の特徴です。
車内ボードやデッキ額面、電光文字、駅構内メディアなど、目的や予算に応じて選べる媒体が揃っています。
掲出を検討する際は、費用や仕様を事前に確認し、人気枠は早期に埋まるため、早めのスケジュールで動くと安心です。
新幹線広告についてより詳しく知りたい方、他の交通広告と比較しながら検討したい方は、あわせて「交通広告とは」「電車広告とは」もご覧ください。

参考:交通広告とは https://www.oricom.co.jp/topics/ooh/16600/
参考:電車広告とは https://www.oricom.co.jp/topics/ooh/16364/

オリコムでは、新幹線広告の企画から掲出後のフォローまで、新幹線・駅・在来線を横断して比較提案でき、掲出後の効果検証まで一貫して対応します。初めての出稿で不安を感じる方も、専任担当者が媒体選定から伴走しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事執筆者

岡本 光郎
株式会社オリコム 取締役 OOHメディアプロデュース局 局長

入社後、営業、OOHメディア、営業推進、事業統括など幅広いキャリアを歴任。
長年にわたり交通広告のバイイングからメディアプランニング業務に従事。
デジタルからオフラインまで幅広い視点で取り組む。
2025年度よりOOHメディアプロデュース局 局長 就任。
2026年度6月より取締役 就任。
2025年9月18日に設立した「一般社団法人 日本OOHメジャメント協会」の理事も兼務。
2025年9月18日に設立した「一般社団法人 日本 OOH メジャメント協会」の理事も兼務。
一般社団法人日本OOHメジャメント協会(JOAA) 公式サイト


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