交通広告出稿ランキングには、生活者の関心や企業の広告戦略が反映される傾向があります。
2026年5月の出稿から、特に注目すべき3つのトピックスをご紹介します。
交通広告出稿ランキング(2026年5月・関東地区)
| 順位 | 広告主 | 銘柄 |
| 1 | インディードジャパン | リクナビ(就職情報サイト) |
| 2 | Sky | スカイピース |
| 3 | メットライフ生命保険 | サービスPR |
| 4 | リクルート | スーモ(不動産・住宅情報サイト) |
| 5 | ウーバージャパン | ウーバーイーツ(食品宅配) |
| 6 | パーフェクトワールドゲームズ | NTE:ネバーネストゥーエバーネス(ゲームアプリ) |
| 7 | マイナビ | PR |
| 8 | ルミネ | ルミネカード |
| 9 | ACジャパン | PR |
| 10 | マイナビ | マイナビ転職(キャリア情報サイト) |
| 11 | プログラボ教育事業運営委員会 | プログラボ |
| 12 | VISAインターナショナル | タッチ決済 |
| 13 | アマゾンジャパン | アマゾンフレックス(宅配ドライバー求人アプリ) |
| 14 | アップルジャパン | iPhone17プロ |
| 15 | フジテレビジョン | フジテレビオンデマンドプレミアム |
| 16 | アマゾンジャパン | オーディブル(オーディオブック配信アプリ) |
| 17 | スポティファイジャパン | スポティファイ(音楽配信サービス) |
| 18 | ビズリーチ | ハーモス労務(労務管理システム) |
| 19 | インディードリクルートパートナーズ | リクルートエージェント |
| 20 | 大正製薬 | リポビタンD(医薬部外品) |
出典:エム・アール・エス広告調査株式会社『MRS交通広告データ集計システム』
※交通系事業・広告代理店除く
TOPICS(今月の注目ポイント)
Topic1:求職・転職サービスの集中出稿
リクナビを筆頭に、マイナビ転職やリクルートエージェントなど、キャリア関連サービスの出稿が目立ちました。5月は新年度の慌ただしさが落ち着き、学生の就職活動や社会人の転職意識がより具体化する時期にあたります。日常の移動導線の中で繰り返し接触する交通広告は、「次の選択肢」を自然に想起させる媒体と捉えていると考えられ、検討を後押しするタイミング設計がうかがえます。
Topic2:エンタメ×デジタル「余暇の質を上げるサービス」群の存在感
パーフェクトワールドゲームズのゲームアプリ、フジテレビオンデマンドプレミアム、オーディブル、スポティファイと、エンターテインメント・デジタルコンテンツ系が4ブランドランクイン。ゴールデンウィーク後は日常回帰とともに「空き時間の有効活用」への関心が高まる時期です。「今日の帰り道、ちょっと聴いてみようかな」「休日に試してみようかな」という気分に寄り添う狙いが伺えます。
Topic3:生活インフラサービスの静かな訴求
VISAインターナショナルのタッチ決済やルミネカード、メットライフ生命保険など日常生活のインフラや安心に関わるブランドも上位に顔を出しました。新生活が一巡し「より効率的に暮らす」ための見直しが進むこの時期。繰り返し目に触れる交通広告は、日常行動との結びつきが深い決済や保険との親和性が高い媒体と捉えられていると考えられます。
編集後記
今月の出稿からは、「新年度の熱量」と「日常への着地」が交錯するこの時期ならではの傾向が見られました。 キャリア、余暇、暮らし基盤といった多面的なニーズに対し、交通広告という日常導線上で自然に語りかける狙いがうかがえます。人が決断を下す前の”漠然と考えている”状態に、毎日の移動の中でブランドの名前が自然と記憶に刻まれていく。その積み重ねが、生活者の次の選択をそっと後押ししてくれていると感じられる月でした。