
塚脇 素良
- 所属:
OOHメディアプロデュース局
OOHメディア1部 ディレクター - 社歴
2018年6月に中途入社(前職:PR会社)。
テレビ部を経て、現在はOOH部門でメディアバイイングを中心に担当。
PR発想を活かしながら、効果的なメディアプランニングと運用を推進。
OJTリーダー制度では、OJTリーダーとして、当時1年目佐藤さんの育成を担当。

佐藤 駿
- 所属:
マーケティングコミュニケーションデザイン局
デジタルメディアプランニング部 - 社歴
入社初年度はOOHメディア部に所属し、駅・電車広告枠のバイイングを担当。
入社2年目よりデジタルメディア部門に異動し、
Web広告、SNS広告の運用やプランニングを行う。
OJTリーダー制度とは
新入社員の配属部署の上長の責任のもと、
OJTリーダーとして任命された同じ職場の先輩社員がつきます。
その先輩社員を中心として実務を学びます。
本制度のなかで育成計画をもとに1年間新入社員の一人ひとりの成長をサポートします。
OJTリーダー制度を運用するうえで心がけていたことは?

塚脇
まずは「楽しく仕事をしてほしい」というのがいちばん。それは私だけでなく、会社全体が思っていることだと思います。OJTリーダーを務めるのは初めてで、不安もありました。でも1対1の関係性ではなく、「部署全員で新入社員を見ていこう」という雰囲気ができていたので、自分もサポートされている感覚がありました。












佐藤
多くの人に見守ってもらっているなと思いました。一緒にご飯に行ったときもそうですけど、塚脇さんが、社内の人だけじゃなくて媒体社の方とか、色んな人とつなげてくださった。そのおかげで、緊張せずに人に話しかけられるようになりました。正直、入社して7月くらいまでは、誰に話しかけにいくのにも緊張してたんですよね。それがある日ふっとなくなったのは、安心できる場所が多くなったからだと思います。













塚脇
新入社員がはじめにいちばん緊張するのは、知らない人と話すこと。「仕事の内容よりもそっちのほうが大変だよな」と思ったとき、「とにかく佐藤のことを皆に知ってもらうことを優先しよう!」と考えていました。上長とも相談して、社内ニュースで流すセールス情報のアップを担当してもらったり、朝礼で話してもらったり。「佐藤、めっちゃ出しゃばってるな〜」って周りが思うくらい印象づけようと思ってましたね(笑)。












佐藤
確かに(笑)。社内ニュースにはめちゃくちゃ上げさせてもらいました。塚脇さんが掴んできた情報も、「佐藤の名前で上げていいよ」って言ってもらって。それで実際に、営業の方から僕宛に連絡が来ることも増えた。とてもありがたかったです。













塚脇
リモートワークとは言いつつ出社している人も多いから、なるべくメールとか電話ではなく、その場に行って顔を合わせて話す。最初の1年は、そんなリアルなコミュニケーションを大事にしてほしいなと思っていました。その方が、後の仕事がスムーズになるし、何よりもこの仕事を好きになることにもつながっていくはず。「自分からどんどん動いて、巻き込んでいかないとね」とよく伝えていました。
仕事の失敗、どうフォローした?














佐藤
1年目の下期になると、自分がメインでやる案件や1人でできることも増えていきました。だからといって、1人でどんどん突き進んでしまうと事故を起こしやすくなってしまう。それは塚脇さんや上長たちもわかっていて、私がメインの案件に対しても「あれってどうなった?」と、度々気にかけてもらっていたと思います。













塚脇
色んな仕事を頑張ってこなしていけるようになるのは嬉しいことですが、失敗しないと学べないこともあります。ミスしやすい1年目のときこそ「失敗したらどう動けばいいのか」、頭を切り替える方法を教えることが大事だと思っていたので、佐藤のことを気にかけつつ、失敗した時はサポートできるようにいつも準備していました。












佐藤
上長から「絶対に1回は失敗するから」と言われていたので、やってしまったときは「ついにきたか……」と思いました。そのときは、なるはやで「事故ったかもしれないです」と報告することしか考えてなかったです。普段から、塚脇さんや上長に「失敗しても、とにかく早く教えてね」と言われていたので、すぐに伝えることができました。報告したら「うん、それは事故だね」って……、やっぱりすぐに報告してよかったなと。













塚脇
「失敗したら、まずは迅速にリカバリーする」ということを、私だけでなく上長からも学んで対応できるようになっていったので、「本当に成長したなぁ」って感心していました。日々のトラブル対応の中では、媒体社やクライアント、社内の関係性が、どれくらい重要かも見えてきます。1つの出来事から多くのことを学んでくれていたと思います。
お互いにどんな存在だった?














佐藤
塚脇さんは上司っていうより、部活の先輩みたいな感じです。入社する前は上司と部下の関係って、もっとかっちりした固い感じを想像していたんですけど、何かあったらすぐに話せる関係をつくってくれました。塚脇さんの働き方をそばで見て、学ぶことも多かった。メール一つ返すにしても、学生時代の自分だったら文面だけを見て返してしまうようなところを、「相手の目的や先にある行動を見据えて返答した方が、相手が求めているものに近づくんじゃない?」とかアドバイスしてくださって。社会人としてのスタンダードを示してもらった気がします。













塚脇
そんなこと教えたっけ?(笑)。佐藤は、フレッシュさや素直さがありつつ、「1人でやるぞ!」っていうガッツも見えました。「コミュニケーション能力の高さとスポンジのような吸収力はすごい。それを生かせるようにしよう」と上長とも話していましたね。大したことではないですが、佐藤はスーツを全く着たがらない。最初の頃に「スーツって何着持っておけばいいんですかね?」「この会議はスーツですか?」と聞かれたこともあったのですが、「え、わかんない。男の人に聞いて」って返したことを覚えています(笑)。そんなところも彼の魅力のひとつですね(笑)。












佐藤
個人的にスーツは本当に苦手で……。だからなるべく着たくないなと思って。













塚脇
そうだろうね(笑)。佐藤は私のことを「部活の先輩」って言ってくれましたが、私は友達の感覚に近いです。教える側ではあったけど、時間とともに独り立ちして心配することもなくなってからは、ただの飲み友達。野毛とか大井町とかで立ち飲みしながら、プライベートなこともよく話していました。












佐藤
はしご酒を覚えました(笑)。「お店はこうやって回るんだ!」って、学生の頃とは違うお酒の楽しみ方を教えてもらいました。
OJTリーダー制度を経て感じる変化は?















塚脇
最初の頃は緊張した様子でしたが、「いい緊張の仕方だな」と感じていました。引っ込み思案とか、焦って周りが見えないといったこともなく、自分からチャレンジして周りに話しかけようとする努力がすごく伝わってきた。そのうち自信がついてきたのか、一人前に先輩にも冗談をかますようになって安心しましたね(笑)。












佐藤
早く職場に馴染めたのは、OJTリーダー制度に加えてメンター制度があったことも大きいです。メンターの先輩も、よく飲みに誘ってくださって、そこで色んな人とつなげてくれました。そのおかげもあって緊張しなくなりましたね。社内に気軽に話せる人がいる安心感は、やっぱり大きいです。













塚脇
メンターは、歳が近くて共通点がある人が担当することが多いです。OJTリーダー制度とメンター制度がダブルであるのは、結構珍しいと思います。












佐藤
サポート制度が2つあるのは心強いです。塚脇さんもメンターの先輩も’姉貴分・兄貴分’って感じで安心するというか、リラックスして話せました。いいバランスだったと思います。













塚脇
私自身の変化について言えば、今まで人を育てた経験が無かったですし、教える側は責任があるから怖い部分もありました。なので、OJTリーダーをやる前に、過去に経験のある人に話を聞きにいきました。そしたら「会社に所属して仕事をするってどういうことなのか。基礎の基礎を説明してあげたほうがいいよ」とアドバイスをいただきました。新人でも会社の代表として取引先と接することになるし、一つひとつの仕事に発生する売上と利益を意識する必要がある。そうした社会人の基礎を丁寧に伝えることを心がけていました。












佐藤
塚脇さんから最初の半年間ぐらい、「自分が担当した仕事が、自分の給料分ちゃんと利益を出せているか意識してみよう」って言われたことを思い出しました。













塚脇
私自身も新卒のときは、その重みがわかってなかったなぁと。OJTリーダーになって、そういう基本に立ち返ることができたのはとても良かったです。1周回って、自分の仕事の仕方を見つめ直すことができて、自身の成長にもつながったと思います。












佐藤
最初にも言いましたが、塚脇さんだけでなく、ほかのメンバーの方も、「メールこう返しているけど、こう書いたほうがいいかも」とか先回りして伝えてくれたり、サポートしてくれたりして本当に心強かった。「自分のことを結構見てくださっているんだなぁ」ってわかるのは嬉しいですし、頑張れます。













塚脇
部署内では「皆でやるんだよ、育てるんだよ」と声を掛けてくれるメンバーもいたから、私も変に力まずにいられました。1人だけじゃなく全員で新人をバックアップしていくのは、ほかの部署も同じ。「マンツーマンで教える方がいい」っていう人もいると思いますが、制度だけに依存せず、色んな人がサポートできる環境が整っていることは、オリコムの良いところだと思います。


メンター制度とは
部署の異なる先輩社員一人がメンターとして必ずつきます。
新入社員の一人ひとりが安心して働けるように、
仕事・キャリア・人間関係などをサポートする制度です。
会社から支給されるメンター費用を活用してランチやお茶をしながら相談できます。



