1. Home
  2. トピックス
  3. 2025年9月版|今月の交通広告TOPICS~ランキングから見える注目ブランドの動き~

2025.10.24

2025年9月版|今月の交通広告TOPICS~ランキングから見える注目ブランドの動き~

交通広告出稿ランキングには、生活者の関心や企業の広告戦略が反映されています。
2025年9月の出稿から、特に注目すべき3つのトピックスをご紹介します。

交通広告出稿ランキング(2025年9月・関東地区)

順位   広告主      銘柄
1サテライトオフィスシステム開発
2イーベイジャパンQoo10(インターネットショッピングサイト)
3TBSテレビテレビ番組
4キリンビール一番搾り糖質0
5キリンビールキリングッドエール
6リクルートスーモ(不動産・住宅情報サイト)
7マイナビPR
8ルミネニュウマン
9カルティエジャパンカルティエブランド製品
10ACジャパンPR
11GFSエデュケーションGFS(オンライン投資スクール)
12リシュモンジャパンヴァンクリーフ&アーペルブランド製品
13パナソニック高周波治療器コリコランループ
14アサヒビールペローニナストロアズーロ
15サイゲームス社員募集
16日本アイビーエム企業PR
17アメリカンエキスプレスプラチナカード
18キリンビールキリン本格醸造ノンアルコールラガーゼロ
19プログリットプログリット(英会話)
20マイナビマイナビ転職(キャリア情報サイト)

出典:エム・アール・エス広告調査株式会社『MRS交通広告データ集計システム』
※交通系事業・広告代理店除く

注目TOPICS

Topic 1:サテライトオフィス:システム開発

BtoB企業の交通広告活用が加速

ランキング1位に登場したのは、クラウドサービスやセキュリティソリューションを提供する『サテライトオフィス』。BtoB企業が交通広告で積極展開。企業認知や信頼獲得を目的としたブランディング戦略が見て取れます。通勤者に向けた広告は、意思決定層へのアプローチとしても有効です。

Topic 2:イーベイジャパン:Qoo10(ECサイト)

通勤時間を“買い物時間”に変える広告設計

ECプラットフォーム『Qoo10』が2位にランクイン。若年層や女性を意識した広告展開が目立ち、通勤時間中の購買行動を促す“ながら消費”の接点づくりが見られます。スマホでの即時購入を前提とした広告設計は、交通広告の“行動喚起力”を最大限に活かした好例です。

 Topic 3:キリン・アサヒの複数ビール銘柄

季節・健康・嗜好に寄り添う多層的プロモーション

今月はキリン・アサヒ両社から4銘柄のビール関連広告がランクイン。糖質ゼロの『一番搾り』、季節限定の『キリングッドエール』、輸入ビール『ペローニナストロアズーロ』、ノンアルコールの『ラガーゼロ』など、季節性・健康志向・嗜好性を軸にした多層的な商品展開が見られます。交通広告は、生活者の“選択の瞬間”に寄り添うメディアとして、商品理解と購買意欲を同時に高める役割を果たしています。

編集後記

今月のランキングからは、BtoB企業のブランディング強化、ECの行動喚起型広告、そしてビール業界の多層的な商品訴求が際立ちました。交通広告は、通勤者の“日常のすき間”に入り込むことで、ブランドとの接点を創出するメディアとして、ますます戦略的な価値を高めています。