交通広告出稿ランキングには、生活者の関心や企業の広告戦略が反映される傾向があります。
2026年7月の出稿から、特に注目すべき3つのトピックスをご紹介します。
交通広告出稿ランキング(2026年7月・関東地区)
| 順位 | 広告主 | 銘柄 |
| 1 | サテライトオフィス(システム開発) | サテライトオフィス(システム開発) |
| 2 | 横浜八景島 | 西武園ゆうえんち |
| 3 | マイナビ | PR |
| 4 | キリンビール | キリンビール晴れ風 |
| 5 | KDDI | au 携帯電話 |
| 6 | サイボウズ | キントーン(PaaS) |
| 7 | フィット | ライフフィット(フィットネスジム) |
| 8 | アマゾンジャパン | アマゾンプライム(インターネットショッピングサイト) |
| 9 | ザザ | メトリー(産業用製品検索サービス) |
| 10 | アマゾンウェブサービスジャパン | アマゾンウェブサービス |
| 11 | フジテレビジョン | フジテレビオンデマンドプレミアム |
| 12 | サントリービバレッジ&フード | サントリー天然水製品 |
| 13 | MSD | DTC広告 |
| 14 | ハリーウィンストンジャパン | ハリーウィンストンリリークラスターコレクションブランド製品 |
| 15 | ドトールコーヒー | 営業PR |
| 16 | ブルガリジャパン | ブルガリディーヴァドリームコレクション |
| 17 | DMM.Com | DMMオンラインクリニック(オンライン診療サービス) |
| 18 | リクルート | スーモ(不動産・住宅情報サイト) |
| 19 | キリンビバレッジ | おいしい免疫ケア |
| 20 | ネットフリックス | ネットフリックス(ストリーミング配信) |
出典:エム・アール・エス広告調査株式会社『MRS交通広告データ集計システム』
※交通系事業・広告代理店除く
TOPICS(今月の注目ポイント)
Topic1:下期に向けたBtoB・DXサービスの出稿強化
サテライトオフィスのシステム開発を筆頭に、サイボウズのキントーン(PaaS)、アマゾンウェブサービス、産業用製品検索サービスのメトリーなど、法人向けIT・業務改善サービスが上位に複数ランクイン。7月は第1四半期の実績が固まり、年度後半に向けた予算・投資計画の検討が動き出す時期であり、業務システムの見直しや新規導入を検討する企業担当者が増えるタイミングでもあると想定されます。オフィスへの往来で接触する交通広告で、そうしたビジネスパーソンの検討フェーズに働きかける狙いが伺えます。
Topic2:夏の一日を追う出稿ラインアップ
日中の移動を支えるサントリー天然水製品や、夏の体調管理を訴えるおいしい免疫ケア。休日の行楽先となる西武園ゆうえんち。そして帰宅後のキリンビール晴れ風、フジテレビオンデマンドプレミアム、ネットフリックス。今月の上位には、夏の一日の各場面に対応するブランドが並びました。通勤・移動という「場面と場面の間」に位置する交通広告は、次に訪れる時間帯への意識が高まるタイミングで接触することを意識した狙いが感じられました。
Topic3:ラグジュアリーブランドの交通広告出稿
ハリーウィンストン、ブルガリといったラグジュアリーブランドの出稿が見られたのも今月の特徴です。夏のボーナス支給直後で可処分所得が高まる時期の7月は、自分へのご褒美や記念日ギフトへの関心が高まる時期でもあります。日常の移動導線で繰り返し目に触れる交通広告は、瞬時の購買行動を促すというより、ブランドの世界観や価値を時間をかけて印象づける媒体として活用されていると考えられます。
編集後記
今月のランキングからは、ビジネスと生活、それぞれ異なる文脈の広告が並びました。業務システムの見直しやDX投資への後押し、夏の一日に寄り添うブランド群や、ボーナス時期需要を捉えたラグジュアリーブランド。通勤・通学時に様々な生活者に接点を持つ交通広告が、それぞれの関心事に寄り添っていると感じられる月でした。