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2025.12.24

2025年11月版|今月の交通広告TOPICS~ランキングから読み解く注目ブランドの動き~

交通広告出稿ランキングには、生活者の関心や企業の広告戦略が反映される傾向があります。
2025年11月の出稿から、特に注目すべき3つのトピックスをご紹介します。

交通広告出稿ランキング(2025年11月・関東地区)

NO広告主銘柄
1アマゾンジャパンアマゾンドットコム(インターネットショッピングサイト)
2イーベイジャパンQoo10(インターネットショッピングサイト)
3マイナビPR
4富士フイルムビジネスイノベーションココデスク(シェアオフィス)
5ルミネルミネカード
6ティファニー&カンパニーティファニージュエリー
7ブシロード玩具
8アマゾンジャパンプライムビデオ(映像配信サービス)
9太陽ヒツジのいらない枕
10フジテレビジョンフジテレビオンデマンドプレミアム
11サイボウズキントーン(PaaS)
12リクルートスーモ(不動産・住宅情報サイト)
13マイナビマイナビ転職(キャリア情報サイト)
14アマゾンジャパンアマゾンプライム(インターネットショッピングサイト)
15プログリットプログリット(英会話)
16Skyスカイピース
17ユーザベーススピーダ(経済情報プラットフォーム)
18Sky社員募集
19ウーバージャパンウーバー(配車アプリ)
20ポケモンポケモンレジェンズZーAニンテンドースイッチ2エディション(複数機)

出典:エム・アール・エス広告調査株式会社『MRS交通広告データ集計システム』
※交通系事業・広告代理店除く

注目TOPICS

Topic1:ECなどのセールや年末ギフト商戦を見据えた大型出稿

「アマゾンドットコム」や「アマゾンプライム」、イーベイジャパン「Qoo10」など複数のインターネットショッピングサイトの出稿に加えて、「ルミネカード」や「ティファニージュエリー」がランクイン。ブラックフライデーから年末商戦へ向けて、購買意欲を刺激する狙いのキャンペーンが目立ちました。

Topic2:寒さで増える「家籠り時間」を充実させるサービスの出稿

「プライムビデオ」や「フジテレビオンデマンドプレミアム」といった映像配信サービスが出稿。また、睡眠改善アイテムの「ヒツジのいらない枕」が9位にランクイン。寒さが増すこの時期だからこその、コンテンツ消費やコンディション改善などの「おうち時間の充実」を謳うサービス訴求が見られました。

Topic3:新年という節目の気分や需要を捉えたビジネス関連サービスの出稿

キャリア情報サイトのマイナビ転職」に加え「社員募集」告知、「キントーン」や「スピーダ」といった業務支援ツール、柔軟な働き方を支えるシェアオフィスの「ココデスク」が出稿。予算編成時期から新年度に向け、マインドの変化や意思決定が発生する機会を捉え、ビジネスパーソンに通勤導線で接点を作る意図がうかがえます。

編集後記

今月のランキングからは、年末に向けた生活者の心理を巧みに捉えた出稿が目立ちました。ECやギフト関連はこの時期に購買意欲を喚起し、映像配信や睡眠改善は“おうち時間”の質を高める文脈で存在感を発揮。さらに、ビジネス関連サービスは新年度への準備が始まるタイミングに合わせて露出を増やし、移動中の接点で意思決定を後押しする狙いがあると考えられます。季節と生活者の行動変容を読み取る重要性を改めて感じる月でした。