

宮園:それを実現しているのは、DV360が様々な媒体に広告を配信できる「プラットフォーム」だから。DV360に申し込むだけで、各媒体に申し込み手続きをする手間もなく、多くの媒体に広告を出すことができるんです。
※2021年度に取材したコンテンツです。
山田:とはいえオリコムでの取り扱いが決まり、社内の人たちにDV360についての説明をはじめた頃は…大変でした(笑)。
向井:こういった新しいサービスは、社員の皆さんに説明しても「自分ごと」として聞いてもらえなくて。テレビのニュースを見ているような感覚と言いますか(笑)。皆さんに理解して営業活動に活かしてもらえるよう、全社一括で情報発信するのではなく、少人数のグループ単位で何度も社内勉強会を開催していきました。
臼田:けれど勉強会を開催する側の我々も、実際のところ知識も経験も少なくて。自分が理解できていないことを説明しなければならない難しさがありました。またDV360は使ってみないと分かりづらいサービスでもあったので、理解を浸透していくのは時間がかかりましたね。
佐藤:先ほどDV360でデジタルサイネージにも広告が出せると言いましたが、実際に出稿できるようになったのは2001年度からなんです。デジタルサイネージへ広告出稿が可能になったことが、今後DV360の価値をより高めていくだろうと思っています。
臼田:とくに最近は、GoogleのDV360チームのご担当者と関係性も深まってきていて。広告配信面の拡充やサービス向上に向けて、定期的にやりとりをしています。そこでDV360のDOOHをより良い商品にしていくために、DOOHをセールスしていく上で出てきたクライアントの意見や弊社の知見などを、僭越ながらGoogleにフィードバックさせていただいているんですよね。
向井:Googleは我々が言うまでもなく世界最大規模のITプラットフォーマーですが、これまで日本国内のOOHを取り扱ってきたわけではないので、日本のOOHがクライアントにとってどう評価されているのか、セールスする上でのノウハウ・知見がまだまだ少ないのかもしれません。オリコムは、長年OOHに強みを持っている会社であり、それをGoogle側もご存知なので、そこに期待をしていただいている部分もあるのかなと思っています。
山田:年度を重ねて、DV360の実績も徐々に増え、クライアント向けにも社内的にも、DV360の商品力を立証することができました。がむしゃらにやりながら何とか形にできたことで、受け入れられてきたのかなと。現在オリコムのデジタル広告の中では、DV360が主力商品です。
向井:そうですね。ただ決してDV360が“無敵の武器”だと思っているわけではありません。クライアントと会話をしていく中で、DV360以外のソリューションが良ければそれを提案していますし、そもそもデジタル以外のマス・OOHが良ければそちらをおすすめしています。クライアントの商品やサービスを生活者と結び付けるために、総合広告会社として何が最適なのか、自分の頭でしっかりと考えつつ、デジタルをそのための手段として有効に使える人。そんな人がオリコムに入社してくれると嬉しいです。
佐藤:デジタル広告は凄まじいスピードで変化していく世界です。新しいもの好きで、好奇心旺盛な人は、楽しく働けるんじゃないかなと思います。そういう変化を楽しめる人と、一緒にお仕事をしたいです!